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STATION
尼池公園
monologue
えま
この六年間で、友だちとかとやっていた遊びも
ずいぶん、変わったとおもう
ドッヂボールとか、ケガ人続出して やらなくなったし
それに合わせて“待ち合わせる”場所も、変わってきた
さいきんは、ひとりで遊ぶことも 増えたし
春になったら、中学生だし なかなか公園では遊ばない
おとうさんが、ベランダで
可愛がっているサボテンを見ると、爆笑してしまう―――――
dialogue
えま×かりん
……(――公園にいる、えま。そこへかりんがやってくる)
えま ここで待ち合わせるのって、いつぶりだろう
かりん ねー、たしかに
えま なんかわからないけど、いつしか
待ち合わせなくなったよね
かりん そうだよね
中学行ったら、やっぱ バスケ部なの?
えま 陸上と悩んでる
かりん そうなんだね
えま じゃあ、行こうか?
……
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